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9. 初訪問(その二)


私は生まれてからこの方、一所(ひとところ)に五年と住んだことがありません。

親元にいる間は、父の転勤のたびに、母が引っ越しのすべてを処理しました。
すべてとは、子供三人の服から机の中身に至るまですべての、荷造りから荷解きまで。
こちらは身ひとつで飛行機に乗れば、数日後にはまた同じ生活が始まります。

どうやらおかしいと気づいたのは、やっと思春期の頃。
とはいえ、親任せにしていることではなく、自分の荷物の量についてです。

「小遣いはたいた『わたしは真悟』(楳図かずお)はどこ?!?!??!」

私の持ち物は、母の選択眼により、転居ごとにコンパクトになっていたのです。
 
それを知った当時は母を罵るという愚挙に及びましたが、
今となっては、あんな気持ち悪いものが本棚の奥になくてよかったとも思えるし、
あったらあったで読み返すのも悪くないとも思います。
つまり、どっちでもいいのです。
 
どうしてもなくては困るものなどない  これが、環境によって育まれた、私の物への対し方。
 
さらに言うなら、部屋の片付けも異様に几帳面な母に任せきりでした。
そのおかげで、おそらくいろいろヤバイものも見つかったものの、弟ほどではありませんし、
見つかったら決定的にヤバイ秘密なんて、よっぽどの性癖の持ち主でもなければ、ないものです。
もちろん自分でも片付けはするのですが、母の手にかかるとさらにきれいに整理されるので
(私はウチほどきれいに片付いた家を見たことがありません)、
「自分の部屋は親に絶対に触れさせない」と言う人の気持ちがさっぱりわかりませんでした。

 
かような家に育った私が今回訪ねるのは、かばグッズ収集家のドンです。
 
テレビ写真で見るコレクターの家といえば、例えば、やくみつる。収集の対象が広すぎるのも原因でしょうが、家中が物で溢れていて、集めた物を守るために屋根がついているような感じ。あるいは森永卓郎。オタクはホコリよけのためにガラスケースに入れるタイプが多いようです。
 
母と違って潔癖な方向へはまったくいかなかった私は、
大抵の人が敬遠しそうな散らかり放題の家でもくつろぐことができます。
モノへの執着がない分、主のキャラにしか注意がいかないのかもしれません。
また著者にはそういうタイプの人がけっこうな割合でいるのも事実で、
徹底的に片付けないってのも何かの能力の裏返しなのかなと思うほど。

「ヒポミさんの元には、運び屋や情報屋の協力もあって世界中のカバが一同に集められる。
 ならば、おうちはどんなことになっているのだろう……」 

さあ、いよいよカバたちとのご対面です。
扉を開けてくれたヒポミさんから察するに、上品ファンシー系のディスプレイかな〜

ワクワクでお邪魔したのですが、  ん ?????!!!!!
試しに先にお手洗いをお借りしました。  あれ、あれれ ?!?!?!?!?!

カバはどこ?

案内されたリビングはきれいに片付いていて、物の少なさも含め私の母並みです。
広いトイレにもカバの影はありません。たしかパンダだらけだった徹子(黒柳)のトイレとは大違いです。

よく見ると、リビングの大きな壁に両腕を広げたほどの大きな額があります。
オシャレすぎて、カバだと気づくのにしばしの時を要しました。目についたのはその一点。

そうなんです、ヒポミさんは、カバをまったく飾っていない、かばコレクターだったのです!


バッグチャーム.jpg



新宿ルミネで捕獲したてのバッグ・チャーム 

コレクションにないカバを見つけて、
ヒポミさんに奉納するのを目標としてます。
これはどうかな〜
私のスマートでないフォンで撮った写真だとブタのようだけれど、
体調5cm、カバのエレガントさがよく出ているように思います。

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